中東に伝わる踊り、ベリーダンス

現地エジプトでは、東方の踊りと言う意味で『ラクス・シャルキ』と呼ばれています。
英語では、別名オリエンタル・ダンスとも呼ばれ、起源は、インド・ラジャスタン地方の移動の民、いわゆるジプシーが、西アジア、中東、北アフリカ、ヨーロッパへと移動しながら、土着の文化信仰などと融合しながら完成されてきた舞踊です。
特に、オスマン・トルコの大イスラム帝国時代に発達したと言われています。
1950年代に、ハリウッド映画に登場した事をきっかけに、お腹をくねらせたり、ゆらす動きから、英語で「お腹の踊り」という意味の『ベリーダンス』と呼ばれ始め、世界中でエンターテイメントとして親しまれています。
近年幅広い年齢層の女性たちの注目を集め、世界的なブームとなっています。その踊りは、元来、豊穣や繁栄を意味し、おめでたい踊りとして、結婚式などで踊られるのが習慣となっています。